「米国版協会けんぽ」の破壊力
有名企業が団体を設立、医療費削減に本腰
2017年5月1日号
現在、米国のサプライチェーン関連企業の間では「HTA」という言葉に、関心が高まっている。HTAと言えば、日本では医療技術評価(ヘルス・テクノロジー・アセスメント)が真っ先に思い浮かぶが、ここで紹介するHTAは医療技術評価ではない。「ヘルス・トランスフォーメーション・アライアンス」という医療関連団体のことである。 なぜ、米国でこのHTAが注目を集めているかというと、加盟している20社が米国を代表する名門企業であるからだ。クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、デュポン、IBM、マリオット・インターナショナル、ウェアーハウザーなど。加盟20社の従業員数は600万人、年間医療費総額は140億ドルを超える。 日本で例えるなら、何が近いか。大企業はそれぞれ健康保険組合を抱え、健康保険組合連合会にも加盟しているが独自色が強い。むしろ、中小企業が入...
現在、米国のサプライチェーン関連企業の間では「HTA」という言葉に、関心が高まっている。HTAと言えば、日本では医療技術評価(ヘルス・テクノロジー・アセスメント)が真っ先に思い浮かぶが、ここで紹介するHTAは医療技術評価ではない。「ヘルス・トランスフォーメーション・アライアンス」という医療関連団体のことである。 なぜ、米国でこのHTAが注目を集めているかというと、加盟している20社が米国を代表する名門企業であるからだ。クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、デュポン、IBM、マリオット・インターナショナル、ウェアーハウザーなど。加盟20社の従業員数は600万人、年間医療費総額は140億ドルを超える。 日本で例えるなら、何が近いか。大企業はそれぞれ健康保険組合を抱え、健康保険組合連合会にも加盟しているが独自色が強い。むしろ、中小企業が入って
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