医薬経済オンライン

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「先人の知恵」を最新科学が解明

続々と明かされる漢方薬の作用

2017年5月1日号

 歴史マニアが1度は行ってみたい場所、ピラミッド。圧倒的な存在感を放つ建造物には、数々のミイラが眠る。好奇心をくすぐられた考古学者は当時の状況を鮮明にしようと、あらゆる角度からアプローチする。近年ではCTスキャン、DNA鑑定など最新技術が駆使されている。 さすがにエジプト訪問は難しいが、身近でも歴史を感じることはできる。薬局に並ぶ「葛根湯」など漢方薬も、独特の匂いの先にはピラミッドに引けを取らない歴史ロマンが溢れている。 漢方薬の歴史は古い。中国古代の「黄帝内経」、後漢の「傷寒論」にまで遡る。それらが海を渡り、国内で独自の進化を遂げたのが漢方薬といわれる。歳月をかけて、先達が得た経験と知恵が詰まった、まさに歴史の遺物だ。76年に医療用医薬品として薬価収載され、現在148種類の処方がある。 歴史豊かな漢方薬の対極にあるのが、「西洋薬」と呼ば...  歴史マニアが1度は行ってみたい場所、ピラミッド。圧倒的な存在感を放つ建造物には、数々のミイラが眠る。好奇心をくすぐられた考古学者は当時の状況を鮮明にしようと、あらゆる角度からアプローチする。近年ではCTスキャン、DNA鑑定など最新技術が駆使されている。 さすがにエジプト訪問は難しいが、身近でも歴史を感じることはできる。薬局に並ぶ「葛根湯」など漢方薬も、独特の匂いの先にはピラミッドに引けを取らない歴史ロマンが溢れている。 漢方薬の歴史は古い。中国古代の「黄帝内経」、後漢の「傷寒論」にまで遡る。それらが海を渡り、国内で独自の進化を遂げたのが漢方薬といわれる。歳月をかけて、先達が得た経験と知恵が詰まった、まさに歴史の遺物だ。76年に医療用医薬品として薬価収載され、現在148種類の処方がある。 歴史豊かな漢方薬の対極にあるのが、「西洋薬」と呼ばれる

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