話題の焦点
「母乳不適応児に特殊ミルク」
2017年5月15日号
いよいよ赤ちゃん誕生というときに心から願うのは五体満足。だが、現状は先天性代謝異常児が100人中4人の割合で宿命付けられている。 驚異的な医学進歩がありながら、今後ともこの確率は減少しないとみられている。検査技術の向上で、むしろ患者は年々増加している。 新生児はすべて、奇形はもちろん代謝異常がないか、マス・スクリーニングを受ける。 生まれつきの代謝異常が見つかれば母乳や市販の粉ミルクは飲むわけにはいかず、別途特殊ミルクが用意されている。例えば、フェニールケトン尿症場合は、フェニールアラニンの蓄積で知能障害やけいれんが起こる。 さまざまな先天性代謝異常児に応じて、現在48種類もの治療用特殊ミルクがある。特殊ミルクは成人患者になっても供給は続き、現在全体の13%を占めるまでに増加しており、メーカーの負担増が課題となっている。 マス・スクリーニ...
いよいよ赤ちゃん誕生というときに心から願うのは五体満足。だが、現状は先天性代謝異常児が100人中4人の割合で宿命付けられている。 驚異的な医学進歩がありながら、今後ともこの確率は減少しないとみられている。検査技術の向上で、むしろ患者は年々増加している。 新生児はすべて、奇形はもちろん代謝異常がないか、マス・スクリーニングを受ける。 生まれつきの代謝異常が見つかれば母乳や市販の粉ミルクは飲むわけにはいかず、別途特殊ミルクが用意されている。例えば、フェニールケトン尿症場合は、フェニールアラニンの蓄積で知能障害やけいれんが起こる。 さまざまな先天性代謝異常児に応じて、現在48種類もの治療用特殊ミルクがある。特殊ミルクは成人患者になっても供給は続き、現在全体の13%を占めるまでに増加しており、メーカーの負担増が課題となっている。 マス・スクリーニング
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