医薬経済オンライン

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「悲惨な末路」迎えた中小企業も

老いる薬業界トップと認知症リスク

2017年5月15日号

「高齢者の定義を75歳に引き上げるべき」と提言した日本老年学会の言葉を借りるまでもなく、昔と比べ、健康寿命は確実に延びた。年金受給開始年齢は上昇し、サラリーマンには「定年延長」を希望すると、65歳まで現役を続行できる何とも素直に喜べない仕組みが整備されている。「うちらが会社に入社した当時は、50歳代は『おじさん』というよりも『おじいちゃん』に見えた」(50歳代元製薬企業社員)のは、遠い昔の話だ。69年放映開始の「サザエさん」に登場する貫禄たっぷりの「波平」の年齢が「54歳」なのは、「50歳代はおじいちゃん」を支える象徴的事実だったのかもしれない。 波平と薬業界の経営者を比較すれば、日医工の田村友一社長(54)は何と波平と同い年。塩野義製薬の手代木功社長(57)のほうが、3歳年上なのだ。老化や風貌には個人差があるが、やはり「55歳定年」の時代に比べると、現代... 「高齢者の定義を75歳に引き上げるべき」と提言した日本老年学会の言葉を借りるまでもなく、昔と比べ、健康寿命は確実に延びた。年金受給開始年齢は上昇し、サラリーマンには「定年延長」を希望すると、65歳まで現役を続行できる何とも素直に喜べない仕組みが整備されている。「うちらが会社に入社した当時は、50歳代は『おじさん』というよりも『おじいちゃん』に見えた」(50歳代元製薬企業社員)のは、遠い昔の話だ。69年放映開始の「サザエさん」に登場する貫禄たっぷりの「波平」の年齢が「54歳」なのは、「50歳代はおじいちゃん」を支える象徴的事実だったのかもしれない。 波平と薬業界の経営者を比較すれば、日医工の田村友一社長(54)は何と波平と同い年。塩野義製薬の手代木功社長(57)のほうが、3歳年上なのだ。老化や風貌には個人差があるが、やはり「55歳定年」の時代に比べると、現代人は

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