鳥集徹の口に苦い話~媚びないジャーナリストの劇薬処方箋~
バイエル薬品問題公益通報者保護の精神徹底を
第38回
鳥集徹
2017年5月15日号
今年1月から始まった文藝春秋のニュースサイト「文春オンライン」に、筆者も連載を持たせてもらっている。その4月26日の配信号で、「バイエル薬品〝代筆論文〟問題 医学界にも存在する『ゴーストライター』の正体 内部告発者の証言」という記事を書かせてもらった。 姉妹紙RISFAXでも詳報されたバイエル薬品の疑惑は、3つの問題に集約される。①同社社員が、カルテを患者本人に無断で閲覧したこと②同社プロダクトマネージャーがゴーストライター論文を作成したこと③内部告発した男性社員に対して、上司がパワハラと退職勧奨を行ったこと これらのうち、医薬業界では①と②が、他人事ではない問題として注目されたのではないだろうか。筆者も文春オンラインでは、②の問題をクローズアップした。業界の方々にとってゴーストライター論文の存在は「公然の秘密」かもしれないが、一般の感覚では常...
今年1月から始まった文藝春秋のニュースサイト「文春オンライン」に、筆者も連載を持たせてもらっている。その4月26日の配信号で、「バイエル薬品〝代筆論文〟問題 医学界にも存在する『ゴーストライター』の正体 内部告発者の証言」という記事を書かせてもらった。 姉妹紙RISFAXでも詳報されたバイエル薬品の疑惑は、3つの問題に集約される。①同社社員が、カルテを患者本人に無断で閲覧したこと②同社プロダクトマネージャーがゴーストライター論文を作成したこと③内部告発した男性社員に対して、上司がパワハラと退職勧奨を行ったこと これらのうち、医薬業界では①と②が、他人事ではない問題として注目されたのではないだろうか。筆者も文春オンラインでは、②の問題をクローズアップした。業界の方々にとってゴーストライター論文の存在は「公然の秘密」かもしれないが、一般の感覚では常識で
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