医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

台頭する楽観論は妥当か

―輸出の好調持続が焦点―

2017年5月15日号

 1~3月期のGDP速報が18日に発表される。民間の直近予想コンセンサスは年率2%、4月初め時点のコンセンサス1.4%から上振れしている。予想どおりだと昨年1~3月期から5四半期連続のプラス成長、昨年7~9月期、10~12月期と続いた年率1.2%の低空飛行から脱し、昨年4~6月期の年率2.2%成長に近付く。 1~3月期も主役である個人消費の回復力は決して強くなかった。家計調査の実質消費支出が前年同月比で1月▲1.2%、2月▲3.8%、3月▲1.9%とマイナスが続いていることに明らかだ。この季節調整値で見た前月比では、1月0.5%増、2月は2.5%増と回復に向かう気配をみせたが、3月は▲2%と後退している。 民需の主力である個人消費が足踏み状態にあるのに、1~3月期の見方が上振れしたのは外需が好調なためだ。通関ベースで3月の輸出は4ヵ月連続で前年を上回り、...  1~3月期のGDP速報が18日に発表される。民間の直近予想コンセンサスは年率2%、4月初め時点のコンセンサス1.4%から上振れしている。予想どおりだと昨年1~3月期から5四半期連続のプラス成長、昨年7~9月期、10~12月期と続いた年率1.2%の低空飛行から脱し、昨年4~6月期の年率2.2%成長に近付く。 1~3月期も主役である個人消費の回復力は決して強くなかった。家計調査の実質消費支出が前年同月比で1月▲1.2%、2月▲3.8%、3月▲1.9%とマイナスが続いていることに明らかだ。この季節調整値で見た前月比では、1月0.5%増、2月は2.5%増と回復に向かう気配をみせたが、3月は▲2%と後退している。 民需の主力である個人消費が足踏み状態にあるのに、1~3月期の見方が上振れしたのは外需が好調なためだ。通関ベースで3月の輸出は4ヵ月連続で前年を上回り、しか

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