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MR活動実態調査レポート

今後重要となる「マルチD」

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析133

株式会社A・M・C 代表取締役社長 薬剤師 三上彰貴子

2017年5月15日号

 医師と面会する機会と時間が減少するなか、慢性疾患の薬剤では1回の面談で医師のニーズに合った医薬品をどれだけの数提案できるかが勝負になっている。一方、がんなどの専門領域では1回の面会で、単剤に特化し深く掘り下げたディテール(DTL)により、医師の治療ニーズに向き合うことがある。また、1回の面談で製品担当の専門MR同士が同行し、それぞれ専門的なDTLを行うことでマルチディティール(マルチD)を実現しているメーカーもいる。 今回は2年前の15年度の同時期に掲載したマルチDの実態について、最近の傾向を見るために直近のデータで分析したので紹介する。 データは、16年4月~17年3月の1年間で、総DTLランキング(D回数)で上位25位までを抽出し、マルチD数の多い順に並び替えて順位付けをした。マルチDは「D数/面談数」で算出し、1回の面談に紹介した製品数...  医師と面会する機会と時間が減少するなか、慢性疾患の薬剤では1回の面談で医師のニーズに合った医薬品をどれだけの数提案できるかが勝負になっている。一方、がんなどの専門領域では1回の面会で、単剤に特化し深く掘り下げたディテール(DTL)により、医師の治療ニーズに向き合うことがある。また、1回の面談で製品担当の専門MR同士が同行し、それぞれ専門的なDTLを行うことでマルチディティール(マルチD)を実現しているメーカーもいる。 今回は2年前の15年度の同時期に掲載したマルチDの実態について、最近の傾向を見るために直近のデータで分析したので紹介する。 データは、16年4月~17年3月の1年間で、総DTLランキング(D回数)で上位25位までを抽出し、マルチD数の多い順に並び替えて順位付けをした。マルチDは「D数/面談数」で算出し、1回の面談に紹介した製品数を表

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