医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

ペイシェント・ジャーニー

第45回 患者調査とマーケティング②

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2017年5月15日号

 患者調査では、患者さんの数が少ない疾患やこれから啓発を進めていきたい疾患などについて、患者さんが診断から治療に至るまで、また治療が変化していくまでの過程(ペイシェント・ジャーニー)を聞く。過去に遡って教えてもらう、それ加えて治療が変わっていくその時々に合わせて感情にどのような変化があったのか、自身の社会生活での課題や主治医とのコミュニケーションなどである。 症例数が少なく、診断まで10年以上かかっているケースもある。そのため、一つひとつが大切な症例として、先生方へ認知してもらう資料の一助となっている。 患者さん自身が疾患と気が付いていない、あるいは疾患を理解してもらえない(例えばCOPDなどは患者さんに聞いても「肺気腫」や「慢性気管支炎」などと言われる)ケースがある。疾患の複雑さもあるが、説明に対する医師の苦労も浮き彫りにされる。 治療...  患者調査では、患者さんの数が少ない疾患やこれから啓発を進めていきたい疾患などについて、患者さんが診断から治療に至るまで、また治療が変化していくまでの過程(ペイシェント・ジャーニー)を聞く。過去に遡って教えてもらう、それ加えて治療が変わっていくその時々に合わせて感情にどのような変化があったのか、自身の社会生活での課題や主治医とのコミュニケーションなどである。 症例数が少なく、診断まで10年以上かかっているケースもある。そのため、一つひとつが大切な症例として、先生方へ認知してもらう資料の一助となっている。 患者さん自身が疾患と気が付いていない、あるいは疾患を理解してもらえない(例えばCOPDなどは患者さんに聞いても「肺気腫」や「慢性気管支炎」などと言われる)ケースがある。疾患の複雑さもあるが、説明に対する医師の苦労も浮き彫りにされる。 治療介入

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence