医薬経済オンライン

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Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第48回 ~夢で終わるのか~

コイツ・ドナン

2017年5月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の将来像を推理している。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出す努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。ホームズは生活習慣病薬のうち糖尿病治療薬について振り返ったうえで、糖尿病と関連する肥満を取り上げた。武田薬品、エーザイなど抗肥満治療薬に挑んだ企業の苦闘を説明しながら、今度は塩野義製薬の挑戦について推理を始めた。 ホームズの推理から、私自身が思うに、抗肥満薬とは生活習慣病という病気をつくった製薬企業の最後のフロンティアだったのかもしれない。うまくいけば糖尿病治療薬を飲み込んで、大きな市場を形成できる。しかし、医師の目から... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬企業の将来像を推理している。日本企業は抗生物質バブルで研究開発力を強化しながら、消化器官用薬領域などでブロックバスターを生み出す努力を続けてきた。さらに製薬企業は大きな発明をしたとホームズは指摘する。それは生活習慣病治療薬であり、製薬企業が病気をつくったことである。ホームズは生活習慣病薬のうち糖尿病治療薬について振り返ったうえで、糖尿病と関連する肥満を取り上げた。武田薬品、エーザイなど抗肥満治療薬に挑んだ企業の苦闘を説明しながら、今度は塩野義製薬の挑戦について推理を始めた。 ホームズの推理から、私自身が思うに、抗肥満薬とは生活習慣病という病気をつくった製薬企業の最後のフロンティアだったのかもしれない。うまくいけば糖尿病治療薬を飲み込んで、大きな市場を形成できる。しかし、医師の目から見て

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