医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

武田CHCはOTC薬を変えるか

追い風の中で試される「けん引力」

(株)薬新 井高恭彦

2017年5月15日号

 武田薬品グループで、一般用医薬品(OTC薬)事業を担う新会社、武田コンシューマーヘルスケア(CHC)が4月から始動した。杉本雅史社長はメディア懇談会(4月18日開催)で「コア事業でないから武田薬品主導で切り離したという見方は間違えだ。私たちのほうから(クリストフ・)ウェバー社長に独立させてほしいとお願いして実現した」と、自らが望んだ分社化であることを強調した。 海外では新薬メーカーがOTC薬事業を切り離し、他社のOTC薬事業と統合したり、譲渡したりするケースは珍しくない。日本でも、かつては旧山之内製薬と旧藤沢薬品による統合会社ゼファーマ設立(04年)、中外製薬のライオンへの事業譲渡(同年)、旧三共と旧第一製薬による第一三共ヘルスケア設立(06年、07年にゼファーマを統合)などがあった。武田CHCの設立が、新たな事業再編の「時を告げる鐘」になる...  武田薬品グループで、一般用医薬品(OTC薬)事業を担う新会社、武田コンシューマーヘルスケア(CHC)が4月から始動した。杉本雅史社長はメディア懇談会(4月18日開催)で「コア事業でないから武田薬品主導で切り離したという見方は間違えだ。私たちのほうから(クリストフ・)ウェバー社長に独立させてほしいとお願いして実現した」と、自らが望んだ分社化であることを強調した。 海外では新薬メーカーがOTC薬事業を切り離し、他社のOTC薬事業と統合したり、譲渡したりするケースは珍しくない。日本でも、かつては旧山之内製薬と旧藤沢薬品による統合会社ゼファーマ設立(04年)、中外製薬のライオンへの事業譲渡(同年)、旧三共と旧第一製薬による第一三共ヘルスケア設立(06年、07年にゼファーマを統合)などがあった。武田CHCの設立が、新たな事業再編の「時を告げる鐘」になるのか

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence