医薬経済オンライン

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医療と創薬が狙われる「インサイダー取引」

SESCの摘発は氷山の一角か

2017年5月15日号

「株が確実に儲かる方法です」とうそぶく投資家もいる。インサイダー取引のことである。現在、〝トランプ現象〟で上がった株価は、その後、上がるのか下がるのか今ひとつハッキリしない。だが、東証一部市場は外国人投資家が売買の6割強を占め、為替相場が円高に進めば、日本株を売り、円安に振れれば買い越し、為替と株価の両方で儲けてしまう。そのうえ高速取引で個人投資家の出る幕がない。 ところが、そんな一部市場に代わって活況なのがベンチャー企業の多いジャスダック市場や東証マザーズだ。外国人投資家が少なく、専ら日本人投資家が活躍できるというのだ。加えて「新たな抗がん剤の開発が進んでいる」「不治の眼病治療薬の治験結果は良好らしい」といった怪情報もネット上に飛び交う。勢い余って関係者やその知人・友人のインサイダー取引も急増中だ。証券取引等監視委員会(SESC)から... 「株が確実に儲かる方法です」とうそぶく投資家もいる。インサイダー取引のことである。現在、〝トランプ現象〟で上がった株価は、その後、上がるのか下がるのか今ひとつハッキリしない。だが、東証一部市場は外国人投資家が売買の6割強を占め、為替相場が円高に進めば、日本株を売り、円安に振れれば買い越し、為替と株価の両方で儲けてしまう。そのうえ高速取引で個人投資家の出る幕がない。 ところが、そんな一部市場に代わって活況なのがベンチャー企業の多いジャスダック市場や東証マザーズだ。外国人投資家が少なく、専ら日本人投資家が活躍できるというのだ。加えて「新たな抗がん剤の開発が進んでいる」「不治の眼病治療薬の治験結果は良好らしい」といった怪情報もネット上に飛び交う。勢い余って関係者やその知人・友人のインサイダー取引も急増中だ。証券取引等監視委員会(SESC)から「内

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