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話題の焦点

「病院苦痛死より在宅平穏死」

2017年6月1日号

 終末期、いよいよ最期の旅立ちの日を迎えるに当たって、病院と在宅とでは、看取られ方に意外なほど大きな違いを見せる。 いざとなったら、周りは医療者ばっかりという病院のほうが、はるかに安全・安心でいられると思いきや、意外にも苦しい思いを強いられることに。 食事がほとんど摂れなくなってきた旅立ち第1ステップでは、病院は通常、点滴あるいは胃ろうなどの経管栄養を行う。そのため、むくみが強くなり痰が増えるなどして、患者は苦しむことになる。 その後第2ステップとして、回復したかのような最期の輝きを見せたあと、痰が絡むような「死前喘鳴」が。これはそれほど苦しくはないのだが、過剰看護的な吸引をして患者を嫌がらせることがある。 さらに、下顎呼吸が見られるときも、意識が薄れ苦しくはない。結局、在宅のほうが平穏な看取りができるとの見方がある。昔、在宅死した祖父...  終末期、いよいよ最期の旅立ちの日を迎えるに当たって、病院と在宅とでは、看取られ方に意外なほど大きな違いを見せる。 いざとなったら、周りは医療者ばっかりという病院のほうが、はるかに安全・安心でいられると思いきや、意外にも苦しい思いを強いられることに。 食事がほとんど摂れなくなってきた旅立ち第1ステップでは、病院は通常、点滴あるいは胃ろうなどの経管栄養を行う。そのため、むくみが強くなり痰が増えるなどして、患者は苦しむことになる。 その後第2ステップとして、回復したかのような最期の輝きを見せたあと、痰が絡むような「死前喘鳴」が。これはそれほど苦しくはないのだが、過剰看護的な吸引をして患者を嫌がらせることがある。 さらに、下顎呼吸が見られるときも、意識が薄れ苦しくはない。結局、在宅のほうが平穏な看取りができるとの見方がある。昔、在宅死した祖父は実

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