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曲がり角に来た後発品ビジネス
2017年6月1日号
厚生労働省と日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会による「後発品安心使用促進セミナー」が16年度末で終了した。参加者が集まりにくくなったというのが理由のようだ。ここにきて後発品に関する政策や企業活動など、あらゆる面で潮目が変わりつつある。 沢井製薬は4月、アップシャー・スミス・ラボラトリーズを約1150億円で買収すると発表した。沢井製薬が巨額の費用を投じた背景には、米国進出を軸に成長を描いてきた計画が特許侵害訴訟で大幅に狂ったことに対する焦りがあると言われている。国内でも熾烈な競争により薬価が大幅に下落し、売上高の伸びも鈍化している。 国内後発品専業企業では、日医工が昨年7月に約750億円でセージェント・ファーマシューティカルズを買収。沢井製薬は2件目となる。東和薬品は18年度に米国に進出する方針を公表している。 この3社の経営判断は...
厚生労働省と日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会による「後発品安心使用促進セミナー」が16年度末で終了した。参加者が集まりにくくなったというのが理由のようだ。ここにきて後発品に関する政策や企業活動など、あらゆる面で潮目が変わりつつある。 沢井製薬は4月、アップシャー・スミス・ラボラトリーズを約1150億円で買収すると発表した。沢井製薬が巨額の費用を投じた背景には、米国進出を軸に成長を描いてきた計画が特許侵害訴訟で大幅に狂ったことに対する焦りがあると言われている。国内でも熾烈な競争により薬価が大幅に下落し、売上高の伸びも鈍化している。 国内後発品専業企業では、日医工が昨年7月に約750億円でセージェント・ファーマシューティカルズを買収。沢井製薬は2件目となる。東和薬品は18年度に米国に進出する方針を公表している。 この3社の経営判断は、い
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