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経済記事の読み方

証券村で「独立系」を堅持したい大和グループ

再興か黄昏時か証券大手各社の今②

2017年6月1日号

 不動の2位という表現はおかしいかもしれないが、大和証券グループ本社(以下、大和証券)はガリバー野村證券の後塵を拝し、銀行の影に怯えながらも独立系証券の地位は守ってきた。 主幹事実績では圧倒的な実績を誇り、ホールセール(法人)部門が収益の半分を占める野村に比べ、大和は個人と法人の部門収益が均衡している。 17年3月期決算のセグメント別純営業収益は1216億円。リテール部門は496億円(前期比▲13.7%)、ホールセール部門が471億円(2.7%増)とバランスのいい数字に収まっている。意地悪く言えば、パッとしない業容である。個人部門の減益が祟って、証券大手では大和だけが前期決算で最終減益を記録した。 大和の名前が多少なりとも世間に出たのは83年。京都信用金庫と業務提携し、京信の口座と大和の証券総合口座との間で自動振り替えサービスする「京信資金総合口...  不動の2位という表現はおかしいかもしれないが、大和証券グループ本社(以下、大和証券)はガリバー野村證券の後塵を拝し、銀行の影に怯えながらも独立系証券の地位は守ってきた。 主幹事実績では圧倒的な実績を誇り、ホールセール(法人)部門が収益の半分を占める野村に比べ、大和は個人と法人の部門収益が均衡している。 17年3月期決算のセグメント別純営業収益は1216億円。リテール部門は496億円(前期比▲13.7%)、ホールセール部門が471億円(2.7%増)とバランスのいい数字に収まっている。意地悪く言えば、パッとしない業容である。個人部門の減益が祟って、証券大手では大和だけが前期決算で最終減益を記録した。 大和の名前が多少なりとも世間に出たのは83年。京都信用金庫と業務提携し、京信の口座と大和の証券総合口座との間で自動振り替えサービスする「京信資金総合口座

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