医薬経済オンライン

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首都で「梅毒」急増の危険度

統計では見えてこない若い女性の「感染」

2017年6月1日号

 こればかりはいただけないリバイバルだ。梅毒の増加が一向に止まらないのである。東京都医師会が5月17日に「ストップ梅毒」の呼び掛けを行ったが、今や、HIV感染者とエイズ(後天性免疫不全症候群)患者の合計をはるかに上回る流行ぶりである。 梅毒患者数は終戦後の1948年以降、減りつづけ、10年までは年間500人から1000人程度だったが、11年から急上昇。16年には42年前の74年に並ぶ4518人に達している。繁華街が多く、梅毒患者数が全国の半分を占める東京都では14年に患者数が507人に上ってHIV感染者とエイズ患者の数に並び、15年には倍の1044人に急増、結核を除いた感染症のトップに躍り出た。16年は3倍の1673人に達している。今年も5月第2週までで565人に上り、一向に減りそうもない。 しかも、最近は20歳代前半の若い女性に多いのが特徴だという。都に...  こればかりはいただけないリバイバルだ。梅毒の増加が一向に止まらないのである。東京都医師会が5月17日に「ストップ梅毒」の呼び掛けを行ったが、今や、HIV感染者とエイズ(後天性免疫不全症候群)患者の合計をはるかに上回る流行ぶりである。 梅毒患者数は終戦後の1948年以降、減りつづけ、10年までは年間500人から1000人程度だったが、11年から急上昇。16年には42年前の74年に並ぶ4518人に達している。繁華街が多く、梅毒患者数が全国の半分を占める東京都では14年に患者数が507人に上ってHIV感染者とエイズ患者の数に並び、15年には倍の1044人に急増、結核を除いた感染症のトップに躍り出た。16年は3倍の1673人に達している。今年も5月第2週までで565人に上り、一向に減りそうもない。 しかも、最近は20歳代前半の若い女性に多いのが特徴だという。都に上が

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