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話題の焦点

「民生用医療技術の開発なれど」

2017年6月15日号

「ロボットスーツHAL」の開発は、難病の王様・筋萎縮性側索硬化症の運動機能回復に驚異的効果があり、神経科学の大革命と称賛されている。 患者ではなく、もしこれを健常者が用いるとなると、人間とは思えない超怪力を発揮、つまりは軍事用活用が考えられる。 同様の例として「胎児心電図計測システム」の画期的発明がある。母体の発する心電図や腹壁の筋電図、また胎児の運動に伴う電位変化などが入り混じった騒音の中から、微かな信号のみを測りとるというのは実に至難の技。軍事用にも応用が考えられて当然である。 こうして開発の異図はたとえ民生用であっても、結果的に軍民両用となっている技術は数知れない。日本学術会議は「戦争を目的とする科学研究は行わない」とする声明を2度にわたって発表している。だが、この明確な線引きは現実的にそして世界的に無意味な状態にあり、学者諸氏の... 「ロボットスーツHAL」の開発は、難病の王様・筋萎縮性側索硬化症の運動機能回復に驚異的効果があり、神経科学の大革命と称賛されている。 患者ではなく、もしこれを健常者が用いるとなると、人間とは思えない超怪力を発揮、つまりは軍事用活用が考えられる。 同様の例として「胎児心電図計測システム」の画期的発明がある。母体の発する心電図や腹壁の筋電図、また胎児の運動に伴う電位変化などが入り混じった騒音の中から、微かな信号のみを測りとるというのは実に至難の技。軍事用にも応用が考えられて当然である。 こうして開発の異図はたとえ民生用であっても、結果的に軍民両用となっている技術は数知れない。日本学術会議は「戦争を目的とする科学研究は行わない」とする声明を2度にわたって発表している。だが、この明確な線引きは現実的にそして世界的に無意味な状態にあり、学者諸氏の頭を

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