医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話~媚びないジャーナリストの劇薬処方箋~

「統計の目くらまし」見抜く教育にも注力を

第40回

鳥集徹

2017年6月15日号

 日本統計学会会長の岩崎学氏と、『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)の著者・西内啓氏の対談がネットニュースで流れた。それを読んで、18年4月に横浜市立大学にデータサイエンス学部ができることを知った。滋賀大学に次いで国内2校目だそうだ(「横浜市立大学がデータサイエンス学部をつくるわけ」ダイヤモンド・オンライン、17年5月25日)。 この対談でも触れられているが、横浜市立大には医学部がある。ここで育った統計学者が、医学部の臨床試験や疫学研究に参加することで、世界的な成果が発信されることを大いに期待したい。 とくにこれからは、困難な社会問題を解く鍵や潜在的なニーズを見出すために、行政機関や医療機関に眠っているビッグ・データを活用することが不可欠とされている。そのためには、大量の材料を上手に捌いて、うまく料理できる超優秀な頭脳が何人も必要と...  日本統計学会会長の岩崎学氏と、『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)の著者・西内啓氏の対談がネットニュースで流れた。それを読んで、18年4月に横浜市立大学にデータサイエンス学部ができることを知った。滋賀大学に次いで国内2校目だそうだ(「横浜市立大学がデータサイエンス学部をつくるわけ」ダイヤモンド・オンライン、17年5月25日)。 この対談でも触れられているが、横浜市立大には医学部がある。ここで育った統計学者が、医学部の臨床試験や疫学研究に参加することで、世界的な成果が発信されることを大いに期待したい。 とくにこれからは、困難な社会問題を解く鍵や潜在的なニーズを見出すために、行政機関や医療機関に眠っているビッグ・データを活用することが不可欠とされている。そのためには、大量の材料を上手に捌いて、うまく料理できる超優秀な頭脳が何人も必要となる

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