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2017年6月15日号

「スーパーバグ」に効果か、米国で改良型抗生物質が開発 抗生物質が効かない、いわゆる「スーパーバグ」が世界で大きな健康問題になっている。WHO(世界保健機関)は17年2月にスーパーバグの危険度リストを発表し、各国に向けて警戒を呼び掛けた。スーパーバグの研究を行う専門家のなかには、「すでに人類はポスト抗生物質の時代に突入している」との声が上がっている。一部の感染症については治療が不可能な状態に陥っている恐れもある。 米国カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くスクリプス研究所のグループは、既存の抗生物質を改良した新たな抗生物質の開発を進めていることを明らかにして、話題を呼んでいる。研究グループが改良をめざすのは、WHOがスーパーバグのひとつとして警戒を呼び掛けたバンコマイシン耐性腸球菌に効果を示す新薬の開発だ。 この真性細菌はしばしば病院など... 「スーパーバグ」に効果か、米国で改良型抗生物質が開発 抗生物質が効かない、いわゆる「スーパーバグ」が世界で大きな健康問題になっている。WHO(世界保健機関)は17年2月にスーパーバグの危険度リストを発表し、各国に向けて警戒を呼び掛けた。スーパーバグの研究を行う専門家のなかには、「すでに人類はポスト抗生物質の時代に突入している」との声が上がっている。一部の感染症については治療が不可能な状態に陥っている恐れもある。 米国カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くスクリプス研究所のグループは、既存の抗生物質を改良した新たな抗生物質の開発を進めていることを明らかにして、話題を呼んでいる。研究グループが改良をめざすのは、WHOがスーパーバグのひとつとして警戒を呼び掛けたバンコマイシン耐性腸球菌に効果を示す新薬の開発だ。 この真性細菌はしばしば病院などで流

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