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海外時報

薬価引き上げに邁進するファイザー

サノフィは抑制傾向、迷走するトランプ政権に動きなし

2017年6月15日号

 6月1日、ファイザーが米国で91製剤のリスト価格を6~12.9%、平均9.7%引き上げた。1月に続く2回目の実施で、累積平均では20%という大きな値上げである。 5月末、アラガンCEOのブレント・ソーンダース、ノバルティスCEOのジョー・ジメネスがブルームバーグのインタビューに応じた。ともに、早ければ数週間~数ヵ月以内にトランプ政権が薬価政策で具体的に動き出すと警告したなかで、米国最大手が際立つ値上げの動きを示した。 昨年夏、企業の社会契約として薬価引き上げは年1回、10%以内に抑えると表明したアラガンの約束に、ノボ・ノルディスク、アッヴィ、武田薬品が同調した一方、メルクとジョンソン&ジョンソンは年間の価格行動を概括して透明性改善に踏み出した。5月上旬、仏サノフィは「公式の医療費増加率の範囲内」に引き上げ幅を抑えるという“過激”なまでの自主規制を...  6月1日、ファイザーが米国で91製剤のリスト価格を6~12.9%、平均9.7%引き上げた。1月に続く2回目の実施で、累積平均では20%という大きな値上げである。 5月末、アラガンCEOのブレント・ソーンダース、ノバルティスCEOのジョー・ジメネスがブルームバーグのインタビューに応じた。ともに、早ければ数週間~数ヵ月以内にトランプ政権が薬価政策で具体的に動き出すと警告したなかで、米国最大手が際立つ値上げの動きを示した。 昨年夏、企業の社会契約として薬価引き上げは年1回、10%以内に抑えると表明したアラガンの約束に、ノボ・ノルディスク、アッヴィ、武田薬品が同調した一方、メルクとジョンソン&ジョンソンは年間の価格行動を概括して透明性改善に踏み出した。5月上旬、仏サノフィは「公式の医療費増加率の範囲内」に引き上げ幅を抑えるという“過激”なまでの自主規制を表明

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