医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

後発品で勝ち抜く企業

第2回 24 兆円市場の魅力

(株)シード・プランニング 沈友敏

2017年6月15日号

 厚生労働省がまとめた「国別後発品シェア(数量ベース、14年9月時点)」によると、米国は92%、ドイツが83%、英国が73%だった。日本は66.4%(16年12月現在、日本ジェネリック製薬協会推計)だが、後発品使用推進策を展開しており、20年9月までに80%をめざしている。「世界最大の後発品市場」と言われている中国では、確かに医薬品市場において、後発品が95%以上を占めている。中国医薬工業情報センターがまとめた資料によると、15年の後発品市場規模は8436億元(14.3兆円)で、20年には1兆4116億元(24兆円)に拡大する見込み。製薬企業にとって、中国の後発品市場がいかに重要であるかがわかる。 このような背景のもと、外資系の製薬企業も中国に参入してきている。ここ数年、外資による後発品企業の買収やアライアンスが活発化している。アストラゼネカは感染症向けの後発品企業...  厚生労働省がまとめた「国別後発品シェア(数量ベース、14年9月時点)」によると、米国は92%、ドイツが83%、英国が73%だった。日本は66.4%(16年12月現在、日本ジェネリック製薬協会推計)だが、後発品使用推進策を展開しており、20年9月までに80%をめざしている。「世界最大の後発品市場」と言われている中国では、確かに医薬品市場において、後発品が95%以上を占めている。中国医薬工業情報センターがまとめた資料によると、15年の後発品市場規模は8436億元(14.3兆円)で、20年には1兆4116億元(24兆円)に拡大する見込み。製薬企業にとって、中国の後発品市場がいかに重要であるかがわかる。 このような背景のもと、外資系の製薬企業も中国に参入してきている。ここ数年、外資による後発品企業の買収やアライアンスが活発化している。アストラゼネカは感染症向けの後発品企業を買

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