武州製薬は「武田の精鋭」を活かせるか
競争激化の受託業界で「注目」のニューモデル
(株)薬新 井高恭彦
2017年6月15日号
新薬メーカーが自前の生産機能を縮小し、委託製造の割合を増やしている。しかし、国内のCMO(Contract Manufacturing Organization=受託製造事業者)は決して安泰とは言えない。海外のCMOとのコスト競争に常に晒されているほか、後発品メーカーからCMO専業への転換、参入も増える見通しで、「クライアントの指示通りに生産する」という旧態依然のスタイルを続けるだけでは成長は覚束ない。 ここ数年、承認取得済みの医薬品製造だけではなく、原薬、治験薬、製剤の設計、承認申請など、いわゆる開発(Development)業務も請け負う、C“D”MOを志向する事業者が増え、組織体制の変更や人材の流動化が激しくなってきた。その地殻変動が、最もわかりやすいかたちで顕在化したのが、武田薬品と武州製薬が2月28日に発表したパートナーシップである。 武田薬品がファーマシューティカルサイエ...
新薬メーカーが自前の生産機能を縮小し、委託製造の割合を増やしている。しかし、国内のCMO(Contract Manufacturing Organization=受託製造事業者)は決して安泰とは言えない。海外のCMOとのコスト競争に常に晒されているほか、後発品メーカーからCMO専業への転換、参入も増える見通しで、「クライアントの指示通りに生産する」という旧態依然のスタイルを続けるだけでは成長は覚束ない。 ここ数年、承認取得済みの医薬品製造だけではなく、原薬、治験薬、製剤の設計、承認申請など、いわゆる開発(Development)業務も請け負う、C“D”MOを志向する事業者が増え、組織体制の変更や人材の流動化が激しくなってきた。その地殻変動が、最もわかりやすいかたちで顕在化したのが、武田薬品と武州製薬が2月28日に発表したパートナーシップである。 武田薬品がファーマシューティカルサイエンス
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