医薬経済オンライン

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「イケてる」RIZAPが突き当たる壁

医療関連業界で躓いた企業はマーケティング「優先」

2017年6月15日号

 野村證券曰く、注目の「『自己投資』産業」なのだそうである。著名人を用いた印象に残るテレビCМと、「結果にコミットする」という挑発的なフレーズで一躍、フィットネス業界の風雲児となった「RIZAP」を傘下に持つRIZAPグループのことである。03年の会社設立から昨年7月までは健康コーポレーションという商号だったので、人によってはそちらの記憶のほうが強いのかも知れない。 同社はダイエット用「豆乳クッキー」や美顔用「どろ豆乳石鹸」といった健康食品や薬粧品の通信販売で成功し、06年に「国内で最も上場基準が緩い」(市場関係者)とされる札幌証券取引所の新興企業向けのアンビシャス市場に上場した。その後、リーマンショックや健食業界内の過当競争、さらには一部商品の不当な景品表示が社会問題化したことなどから業績の悪化に直面したものの、12年2月に第1号店を出した前...  野村證券曰く、注目の「『自己投資』産業」なのだそうである。著名人を用いた印象に残るテレビCМと、「結果にコミットする」という挑発的なフレーズで一躍、フィットネス業界の風雲児となった「RIZAP」を傘下に持つRIZAPグループのことである。03年の会社設立から昨年7月までは健康コーポレーションという商号だったので、人によってはそちらの記憶のほうが強いのかも知れない。 同社はダイエット用「豆乳クッキー」や美顔用「どろ豆乳石鹸」といった健康食品や薬粧品の通信販売で成功し、06年に「国内で最も上場基準が緩い」(市場関係者)とされる札幌証券取引所の新興企業向けのアンビシャス市場に上場した。その後、リーマンショックや健食業界内の過当競争、さらには一部商品の不当な景品表示が社会問題化したことなどから業績の悪化に直面したものの、12年2月に第1号店を出した前述

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