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「医学生の留年激増」

2017年7月1日号

 医師国家試験が今年も2月に実施され、9618人の受験者中8533人が合格した。 男女比は2:1で、成績としては女性が27年連続で男性を上回ったという。 各大学とも合格率を上げるため、落ちそうな6年生は強制的に留年させている。その厳しさは最終学年に限らず、毎年容赦なく実施され、かなりの留年者が出ている。 最大の原因は、入学定員増が08年に実施されたことにあり、その後の留年率の推移に明確に現れている。 国公立医学部生がストレートで卒業できる可能性は7割前後と推定されており、とくに推薦枠で入学した学生の学力不足を含めて、ふるい落としが一層激しくなっている。 13年度の留年数王者となったのは宮崎大学で100人中65人しかストレートに卒業できず、進級の厳しさは自殺者まで出しているほどである。また同様の傾向として、東の横綱とされる山梨大学でも自殺未遂事件...  医師国家試験が今年も2月に実施され、9618人の受験者中8533人が合格した。 男女比は2:1で、成績としては女性が27年連続で男性を上回ったという。 各大学とも合格率を上げるため、落ちそうな6年生は強制的に留年させている。その厳しさは最終学年に限らず、毎年容赦なく実施され、かなりの留年者が出ている。 最大の原因は、入学定員増が08年に実施されたことにあり、その後の留年率の推移に明確に現れている。 国公立医学部生がストレートで卒業できる可能性は7割前後と推定されており、とくに推薦枠で入学した学生の学力不足を含めて、ふるい落としが一層激しくなっている。 13年度の留年数王者となったのは宮崎大学で100人中65人しかストレートに卒業できず、進級の厳しさは自殺者まで出しているほどである。また同様の傾向として、東の横綱とされる山梨大学でも自殺未遂事件が起

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