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「たばこ戦争」で孤立深めた厚労省

同時改定に響く自民党族議員との隙間風

参議院議員政策担当秘書 岡田裕二

2017年7月1日号

「大臣が反省しないと、法案ができるわけがない。どういう風に反省するのか。今日までのところでは、まったく反省の気配がない」 17年5月30日に開催された「自民党たばこ議員連盟」。受動喫煙防止法案を巡る塩崎恭久厚生労働相の強硬姿勢について、野田毅会長が苦々しく吐き捨てるようにこう言うと、会場内からは「そうだ、そうだ」と呼応する声が相次ぐ。 鈴木俊一・自民党たばこ特別委員会委員長が「党内の禁煙派、分煙派両者の仲立ちに政調が入り、壮絶な苦労の結果、ひとつのまとめができた。しかし大臣のせいですべて頓挫した」と報告すると、岩屋毅・カジノ議連幹事長も「推進派、反対派双方の幹部の先生方の努力に敬意を表する。そのうえで、何がいけないと言っているのか!大臣よ!物事をまとめる気がないのか!」と、廊下にまで響き渡る大声で批判。結局、双方の溝は埋まることのないまま、法... 「大臣が反省しないと、法案ができるわけがない。どういう風に反省するのか。今日までのところでは、まったく反省の気配がない」 17年5月30日に開催された「自民党たばこ議員連盟」。受動喫煙防止法案を巡る塩崎恭久厚生労働相の強硬姿勢について、野田毅会長が苦々しく吐き捨てるようにこう言うと、会場内からは「そうだ、そうだ」と呼応する声が相次ぐ。 鈴木俊一・自民党たばこ特別委員会委員長が「党内の禁煙派、分煙派両者の仲立ちに政調が入り、壮絶な苦労の結果、ひとつのまとめができた。しかし大臣のせいですべて頓挫した」と報告すると、岩屋毅・カジノ議連幹事長も「推進派、反対派双方の幹部の先生方の努力に敬意を表する。そのうえで、何がいけないと言っているのか!大臣よ!物事をまとめる気がないのか!」と、廊下にまで響き渡る大声で批判。結局、双方の溝は埋まることのないまま、法案

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