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interview

中外製薬 臨床開発企画部 田中智宏/ライフサイクルリーダー(ALECENSA) 寺田充宏

2017年7月1日号

よりよい薬剤だと証明したかった 非小細胞肺がんの2~5%でALK融合遺伝子の発現が報告されている。この患者の治療薬となるのがALK阻害剤だ。12年に、ファイザーが「ザーコリ」(一般名=クリゾチニブ)を発売。14年に、中外製薬の「アレセンサ」(アレクチニブ)が登場した。そんななか、中外製薬が実施した国内第Ⅲ相試験「J─ALEX」では、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)でアレセンサの優越性が証明できた。結果は今年5月の「ランセット」電子版に掲載された。これはアレセンサのALKへの選択性の高さから臨床効果に差が出たとみられる。臨床開発企画部の田中智宏氏、ライフサイクルリーダーの寺田充宏氏の2人に、試験を実施した経緯を聞いた。田中氏(左)と寺田氏 ──J─ALEXを立案したのはなぜですか。田中 アレセンサは第Ⅰ/Ⅱ相試験の結果によって承認されたため... よりよい薬剤だと証明したかった 非小細胞肺がんの2~5%でALK融合遺伝子の発現が報告されている。この患者の治療薬となるのがALK阻害剤だ。12年に、ファイザーが「ザーコリ」(一般名=クリゾチニブ)を発売。14年に、中外製薬の「アレセンサ」(アレクチニブ)が登場した。そんななか、中外製薬が実施した国内第Ⅲ相試験「J─ALEX」では、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)でアレセンサの優越性が証明できた。結果は今年5月の「ランセット」電子版に掲載された。これはアレセンサのALKへの選択性の高さから臨床効果に差が出たとみられる。臨床開発企画部の田中智宏氏、ライフサイクルリーダーの寺田充宏氏の2人に、試験を実施した経緯を聞いた。田中氏(左)と寺田氏 ──J─ALEXを立案したのはなぜですか。田中 アレセンサは第Ⅰ/Ⅱ相試験の結果によって承認されたため、

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