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2017年7月1日号

各社ががん最新研究をASCOで披露 米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、多くの最新の研究成果が報告された。 ロクソ・オンコロジーは、「ラロトレクチニブ」の最新データを発表。TRK融合遺伝子陽性患者を対象に実施した治験で、さまざまなタイプのがんで奏効率が76%になったと明らかにした。第Ⅰ相試験はTRK融合遺伝子陽性の成人患者が、第Ⅰ/Ⅱ相には小児患者が計50人参加した。その結果、64%が部分奏効を示したと判断され、さらに12%は完全奏効に達したと確認された。残りの被験者のうち12%は疾患の状態が安定し、症状が進行したのは全体の12%となった。治療当初には奏効を示したものの、その後病勢進行した6人中5人では、同じ2次遺伝的変異による薬剤への耐性が見られた。 ロクソは17年後半から18年初頭にFDA(米国食品医薬品局)への申請を検討しており、今回のデータは申請時に... 各社ががん最新研究をASCOで披露 米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、多くの最新の研究成果が報告された。 ロクソ・オンコロジーは、「ラロトレクチニブ」の最新データを発表。TRK融合遺伝子陽性患者を対象に実施した治験で、さまざまなタイプのがんで奏効率が76%になったと明らかにした。第Ⅰ相試験はTRK融合遺伝子陽性の成人患者が、第Ⅰ/Ⅱ相には小児患者が計50人参加した。その結果、64%が部分奏効を示したと判断され、さらに12%は完全奏効に達したと確認された。残りの被験者のうち12%は疾患の状態が安定し、症状が進行したのは全体の12%となった。治療当初には奏効を示したものの、その後病勢進行した6人中5人では、同じ2次遺伝的変異による薬剤への耐性が見られた。 ロクソは17年後半から18年初頭にFDA(米国食品医薬品局)への申請を検討しており、今回のデータは申請時に使

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