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中医協、やぶにらみ傍聴記

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2017年7月1日号

 筆者は、一時の中断はあるものの、中央社会保険医療協議会の議論を40年以上観察してきた。 中医協は、厚生大臣の諮問機関として社会保険審議会及び社会保険医療協議会法により1950年4月1日に設置された。設置当初から、保険者並びに被保険者など支払側を代表する一号側委員8人、医師、歯科医師、薬剤師を代表する診療側委員8人、公益を代表する委員4人の三者、20人で構成されている。以来、70年近く、この基本構成は変わっていない。 最近の中医協は、建設的な討議が少なく、発言の多くが各側の利益に固執している。また、事務局の資料が大量でその説明だけで半分の時間を常に費やす。例えは悪いが、下手なボクシングの試合を観戦しているような感がする。診療側のジャブに、支払側はクリンチで防戦、激しいパンチの応酬のないまま、診療側の僅差の判定勝ちで決着しているように見える。 ...  筆者は、一時の中断はあるものの、中央社会保険医療協議会の議論を40年以上観察してきた。 中医協は、厚生大臣の諮問機関として社会保険審議会及び社会保険医療協議会法により1950年4月1日に設置された。設置当初から、保険者並びに被保険者など支払側を代表する一号側委員8人、医師、歯科医師、薬剤師を代表する診療側委員8人、公益を代表する委員4人の三者、20人で構成されている。以来、70年近く、この基本構成は変わっていない。 最近の中医協は、建設的な討議が少なく、発言の多くが各側の利益に固執している。また、事務局の資料が大量でその説明だけで半分の時間を常に費やす。例えは悪いが、下手なボクシングの試合を観戦しているような感がする。診療側のジャブに、支払側はクリンチで防戦、激しいパンチの応酬のないまま、診療側の僅差の判定勝ちで決着しているように見える。 筆者

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