医薬経済オンライン

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漢方処方 千差万様

症例「夜尿症」

第30回

みとみどう薬局漢方専門薬剤師 安廣嘉人

2017年7月1日号

 子どもの漢方相談で意外と多いのが「おねしょ」です。最近は幼児よりも小学校4年生や5年生による、いわゆる「夜尿症」の相談が増えています。背景には、修学旅行などの行事があり、親も本人も心配するからと思われます。 さて、おねしょと夜尿症ですが、おねしょは、幼児期に夜寝ている間にお漏らしをすること。夜尿症は5~6歳を過ぎても月に数回おねしょをする場合、と分けられているようです。今回は夜尿症をテーマに取り上げていきます。 夜尿症に限らず、漢方の治療を始める前に大切なことがあって、それは親御さんにもしっかりとお話しする場合があります。それは決してお子さんに「怒らず、起こさず、焦らず」で接することです。 最初の怒らずですが、例えば、アトピー性皮膚炎の子どもの場合、痒いからついポリポリと皮膚を掻いてしまいます。それを見た大人がつい「掻いちゃダメでしょ...  子どもの漢方相談で意外と多いのが「おねしょ」です。最近は幼児よりも小学校4年生や5年生による、いわゆる「夜尿症」の相談が増えています。背景には、修学旅行などの行事があり、親も本人も心配するからと思われます。 さて、おねしょと夜尿症ですが、おねしょは、幼児期に夜寝ている間にお漏らしをすること。夜尿症は5~6歳を過ぎても月に数回おねしょをする場合、と分けられているようです。今回は夜尿症をテーマに取り上げていきます。 夜尿症に限らず、漢方の治療を始める前に大切なことがあって、それは親御さんにもしっかりとお話しする場合があります。それは決してお子さんに「怒らず、起こさず、焦らず」で接することです。 最初の怒らずですが、例えば、アトピー性皮膚炎の子どもの場合、痒いからついポリポリと皮膚を掻いてしまいます。それを見た大人がつい「掻いちゃダメでしょ!」

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