医薬経済オンライン

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賛否両論

ドラッグストア協会が仕掛ける新団体

薬剤師の組織

2017年7月1日号

 日本チェーンドラッグストア協会が日本薬剤師会に揺さぶりをかけている。協会内に設置していた勤務薬剤師会を発展的に解消し「ドラッグストア薬剤師会」の新設を発表。約1年をかけ、組織形態を検討し、ドラッグストアだけでなく全勤務薬剤師を対象にした〝第二薬剤師会〟構想をぶち上げた。 ドラッグストア協会の宗像守事務総長は「日薬はビックラこいたようだが、管轄の厚生労働省からは評価をいただいた」などと説明し、日薬の神経を逆撫でする。 一方、日薬の山本信夫会長は「薬剤師がいらないと言っている団体とは付き合わない」と公言、協会への嫌悪感を露にする。 山本会長の感情は、調剤併設ドラッグストアにおける「薬剤師不在時のOTC薬販売」といった規制緩和を、政府官邸筋から実現させた協会への反発だ。薬局と店舗販売業を「二重申請」した業態が、薬剤師不在時に薬局部分を閉じ、...  日本チェーンドラッグストア協会が日本薬剤師会に揺さぶりをかけている。協会内に設置していた勤務薬剤師会を発展的に解消し「ドラッグストア薬剤師会」の新設を発表。約1年をかけ、組織形態を検討し、ドラッグストアだけでなく全勤務薬剤師を対象にした〝第二薬剤師会〟構想をぶち上げた。 ドラッグストア協会の宗像守事務総長は「日薬はビックラこいたようだが、管轄の厚生労働省からは評価をいただいた」などと説明し、日薬の神経を逆撫でする。 一方、日薬の山本信夫会長は「薬剤師がいらないと言っている団体とは付き合わない」と公言、協会への嫌悪感を露にする。 山本会長の感情は、調剤併設ドラッグストアにおける「薬剤師不在時のOTC薬販売」といった規制緩和を、政府官邸筋から実現させた協会への反発だ。薬局と店舗販売業を「二重申請」した業態が、薬剤師不在時に薬局部分を閉じ、登録

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