海外時報
CART細胞療法の市場インパクト
年内に2製品が登場か、ノバルティスが一番乗りへ
2017年7月1日号
米国食品医薬品局(FDA)の腫瘍医薬品諮問委員会は7月12日、ノバルティスがペンシルベニア大学と組んで開発した細胞療法「CTL019」(チサジェンレクリューセル─T)の生物学的製剤承認申請(BLA)について審理する。小児・若年成人の再発・難治型のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(ALL)に対するキメリック抗原受容体─T細胞療法、いわゆるCART療法の初の商品化である。 CART療法は、患者の血液から白血球細胞を分離、腫瘍細胞に攻撃をかけるようプログラムし直して培養し、患者に戻す治療法だ。 免疫チェックポイント阻害剤によるがん療法の主導権争いに一喜一憂し、“群集心理”と揶揄されるほど投資が集中するなか、1回の治療コースでがん、そのほかの血液疾患を「治癒」に導く可能性を秘めた療法が米国で年内に登場する道を進んでいる。市場一番乗りが有力視されていた...
米国食品医薬品局(FDA)の腫瘍医薬品諮問委員会は7月12日、ノバルティスがペンシルベニア大学と組んで開発した細胞療法「CTL019」(チサジェンレクリューセル─T)の生物学的製剤承認申請(BLA)について審理する。小児・若年成人の再発・難治型のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(ALL)に対するキメリック抗原受容体─T細胞療法、いわゆるCART療法の初の商品化である。 CART療法は、患者の血液から白血球細胞を分離、腫瘍細胞に攻撃をかけるようプログラムし直して培養し、患者に戻す治療法だ。 免疫チェックポイント阻害剤によるがん療法の主導権争いに一喜一憂し、“群集心理”と揶揄されるほど投資が集中するなか、1回の治療コースでがん、そのほかの血液疾患を「治癒」に導く可能性を秘めた療法が米国で年内に登場する道を進んでいる。市場一番乗りが有力視されていたジュ
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