バイオ事業が「開花目前」の宝HD
「苦難への挑戦」の企業風土は次世代に引き継がれるか
2017年7月1日号
「苦難を乗り越えようとする挑戦こそが当社の強み」 1842年創業の酒造大手・宝酒造を中心に、タカラバイオ、宝ヘルスケアなどを傘下に抱える宝ホールディングス(HD)について、今なお、同社グループを実質的に率いる大宮久会長はこう定義する。5月に公表した20年3月期を最終年度とする新しい中期経営計画でも、「どんな環境変化が起ころうとも収益を大きく伸長させる」と強い決意を表明したうえで、17年3月期で2341億円の連結売上高を2900億円以上に、135億円の営業利益を155億円以上に高める数値目標を掲げた。 言うまでもなく国内の食品・飲料メーカーは、例外なく少子高齢化の加速という劫火に炙り出されるような厳しい事業環境下に置かれている。その中で宝HDは、世界的な日本食ブームを追い風とした海外での酒類・調味料事業を拡大し、併せて、「本格的な投資回収期に...
「苦難を乗り越えようとする挑戦こそが当社の強み」 1842年創業の酒造大手・宝酒造を中心に、タカラバイオ、宝ヘルスケアなどを傘下に抱える宝ホールディングス(HD)について、今なお、同社グループを実質的に率いる大宮久会長はこう定義する。5月に公表した20年3月期を最終年度とする新しい中期経営計画でも、「どんな環境変化が起ころうとも収益を大きく伸長させる」と強い決意を表明したうえで、17年3月期で2341億円の連結売上高を2900億円以上に、135億円の営業利益を155億円以上に高める数値目標を掲げた。 言うまでもなく国内の食品・飲料メーカーは、例外なく少子高齢化の加速という劫火に炙り出されるような厳しい事業環境下に置かれている。その中で宝HDは、世界的な日本食ブームを追い風とした海外での酒類・調味料事業を拡大し、併せて、「本格的な投資回収期に入ろ
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