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OBSERVER

比木武・株式会社ウェルビー代表取締役

2017年7月15日号

アプリの時代に入った──患者向けのスマートフォンアプリとは。比木 例えば糖尿病のような生活習慣病では、医師は患者の治療継続に悩まされる。徳島大学と共同開発した「電子糖尿病ダイアリー」では、血糖や血圧、体重などの日々のデータを入力できる。患者が自ら記録することを私たちは「PHR」(パーソナル・ヘルス・レコード)と呼ぶ。記録したデータはアプリで管理でき、治療の動機付けにつながる。メリットは患者だけでなく、医師にもある。医師がデータを見れば、問診の手間が軽くなる。従来の紙の手帳のように、患者の字が読みにくくて困ることはない。毎日の食事を写真に撮ってきてもらえば、食事指導もしやすい。──事業環境は。比木 アプリだと「高齢者には難しいでしょ」と否定的な声が多かった。潮目が変わったと感じたのは16年の日本糖尿病学会年次集会だ。電子糖尿病ダイアリーの成果を... アプリの時代に入った──患者向けのスマートフォンアプリとは。比木 例えば糖尿病のような生活習慣病では、医師は患者の治療継続に悩まされる。徳島大学と共同開発した「電子糖尿病ダイアリー」では、血糖や血圧、体重などの日々のデータを入力できる。患者が自ら記録することを私たちは「PHR」(パーソナル・ヘルス・レコード)と呼ぶ。記録したデータはアプリで管理でき、治療の動機付けにつながる。メリットは患者だけでなく、医師にもある。医師がデータを見れば、問診の手間が軽くなる。従来の紙の手帳のように、患者の字が読みにくくて困ることはない。毎日の食事を写真に撮ってきてもらえば、食事指導もしやすい。──事業環境は。比木 アプリだと「高齢者には難しいでしょ」と否定的な声が多かった。潮目が変わったと感じたのは16年の日本糖尿病学会年次集会だ。電子糖尿病ダイアリーの成果を発表

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