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MR活動実態調査レポート

再注目される「卸MS」のディテール

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析135

株式会社A・M・C 代表取締役社長 薬剤師 三上彰貴子

2017年7月15日号

 最近、医薬品卸も共同販売する「ノベルジン」(酢酸亜鉛水和物)が登場し、MSによるディテール(DTL)が再注目されている。以前は、MSが開業医に頻繁に出入りをしており、MSと開業医の関係性も非常に濃厚だった。しかし、近年は調剤薬局メインで、開業医には週に数回、またはまったく訪問しない先もあるという状況になっている地域も多いようだ。そのため、MRも卸から得られる市場情報の内容が薄くなり、あまり卸を頼らないメーカーやMRが増えてきたように思う。 卸側にも、MSの働き方の見直しによる影響があるだろう。早朝からメーカーによって行われる朝礼という名の製品や販促説明、さらに夜の勉強会、そして前後にMRとの情報交換と、MSによっては朝7時から夜10時ぐらいまでと、拘束時間が長い状況があった。システム環境の整備もあるが、会社として夜の残業や早出の削減を行...  最近、医薬品卸も共同販売する「ノベルジン」(酢酸亜鉛水和物)が登場し、MSによるディテール(DTL)が再注目されている。以前は、MSが開業医に頻繁に出入りをしており、MSと開業医の関係性も非常に濃厚だった。しかし、近年は調剤薬局メインで、開業医には週に数回、またはまったく訪問しない先もあるという状況になっている地域も多いようだ。そのため、MRも卸から得られる市場情報の内容が薄くなり、あまり卸を頼らないメーカーやMRが増えてきたように思う。 卸側にも、MSの働き方の見直しによる影響があるだろう。早朝からメーカーによって行われる朝礼という名の製品や販促説明、さらに夜の勉強会、そして前後にMRとの情報交換と、MSによっては朝7時から夜10時ぐらいまでと、拘束時間が長い状況があった。システム環境の整備もあるが、会社として夜の残業や早出の削減を行った

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