海外時報
保守強硬派が押し切るかオバマケア廃棄法案
焦点は8月の夏休み前の決着
2017年7月15日号
米上院共和党は結局、7月4日の独立記念日までにオバマケアの廃棄、米国流の自由な選択を強調した「トランプケア」創設法案の投票に持ち込めなかった。ミッチ・マコネル院内総務が示した原案に、保守強硬派と息を吹き返した穏健派がそれぞれ不満をぶつけ、意見集約のメドが立たないまま休暇に入った。 下院法案の通過から1ヵ月半、6月22日に法案が示され、26日にはCBO(議会予算局)が影響評価を報告、28日に審議入りし、本会議20時間の審議を経て30日に投票という青写真は、27日に破棄された。共和党議員52人中50人が賛成すれば議長(マイク・ペンス副大統領)評決に持ち込めるが、少なくとも4人が同意せず、これが叶わない状況になったからだ。①保険加入の継続を促す仕組みは入れるが、国民個々が保険適用を持つ義務、経営者が従業員に保険を提供する責任は廃止②低所得者に提供されるメディ...
米上院共和党は結局、7月4日の独立記念日までにオバマケアの廃棄、米国流の自由な選択を強調した「トランプケア」創設法案の投票に持ち込めなかった。ミッチ・マコネル院内総務が示した原案に、保守強硬派と息を吹き返した穏健派がそれぞれ不満をぶつけ、意見集約のメドが立たないまま休暇に入った。 下院法案の通過から1ヵ月半、6月22日に法案が示され、26日にはCBO(議会予算局)が影響評価を報告、28日に審議入りし、本会議20時間の審議を経て30日に投票という青写真は、27日に破棄された。共和党議員52人中50人が賛成すれば議長(マイク・ペンス副大統領)評決に持ち込めるが、少なくとも4人が同意せず、これが叶わない状況になったからだ。①保険加入の継続を促す仕組みは入れるが、国民個々が保険適用を持つ義務、経営者が従業員に保険を提供する責任は廃止②低所得者に提供されるメディケイ
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