医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

創薬で勝ち抜く企業

第3回 バイオ医薬品開発が活発

(株)シード・プランニング 沈友敏

2017年7月15日号

 先日、ある大手製薬企業の方に「今後の中国医薬品市場について、どんな情報が欲しいですか」と尋ねたところ、「創薬(イノベーション)企業に関する情報ですね。最近、中国のベンチャー企業の創薬レベルが高くなってきた。開発した製品がFDA(米国食品医薬品局)に承認されるケースもあるし、そのような企業と組んでみたい」との答えが返ってきた。創薬企業への関心が高いことがうかがえた。 確かに近年、中国は国を挙げて創薬に取り組んでいる。とりわけ、抗マラリア活性を有するセスキテルペンラクトンのひとつ、アルテミシニンを発見した屠呦呦氏がノーベル生理学・医学賞を受賞して以降、新薬の研究開発の取り組みが一層加速している。ベンチャー企業では、開発した製品のライセンスを相次いで、各国のメガファーマに導出している。 今回は、国の創薬支援を受けた研究開発の状況を見てみたい...  先日、ある大手製薬企業の方に「今後の中国医薬品市場について、どんな情報が欲しいですか」と尋ねたところ、「創薬(イノベーション)企業に関する情報ですね。最近、中国のベンチャー企業の創薬レベルが高くなってきた。開発した製品がFDA(米国食品医薬品局)に承認されるケースもあるし、そのような企業と組んでみたい」との答えが返ってきた。創薬企業への関心が高いことがうかがえた。 確かに近年、中国は国を挙げて創薬に取り組んでいる。とりわけ、抗マラリア活性を有するセスキテルペンラクトンのひとつ、アルテミシニンを発見した屠呦呦氏がノーベル生理学・医学賞を受賞して以降、新薬の研究開発の取り組みが一層加速している。ベンチャー企業では、開発した製品のライセンスを相次いで、各国のメガファーマに導出している。 今回は、国の創薬支援を受けた研究開発の状況を見てみたい。 

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