OBSERVER
北海道大学病院副薬剤部長・笠師久美子
2017年8月1日号
スポーツファーマシストも「トレーニング」を──アンチドーピング対策などに携わる「スポーツファーマシスト」の資格取得者が7000人に達したと聞きました。笠師 資格取得者自体は7000人いるが、スポーツファーマシストとは何か、というのが伝わっていないのではないか。多くの方がスポーツの現場で経験がないまま資格をとっている。例えば、「がん専門薬剤師」では、研修歴が5年以上、認定試験を合格するなどのハードルを越えて資格を得られる。 それがスポーツファーマシストはできるだけ普及させるというコンセプトが先に立ってしまった。薬剤師が講習会、eラーニングを受講すれば獲得できる仕組みで、その後いろんな経験をする。 20年の東京オリンピックではボランティアを募集するが、何かをやるなら準備しておかないといけない。グループワークや講演会、また実際にドーピング検査時に...
スポーツファーマシストも「トレーニング」を──アンチドーピング対策などに携わる「スポーツファーマシスト」の資格取得者が7000人に達したと聞きました。笠師 資格取得者自体は7000人いるが、スポーツファーマシストとは何か、というのが伝わっていないのではないか。多くの方がスポーツの現場で経験がないまま資格をとっている。例えば、「がん専門薬剤師」では、研修歴が5年以上、認定試験を合格するなどのハードルを越えて資格を得られる。 それがスポーツファーマシストはできるだけ普及させるというコンセプトが先に立ってしまった。薬剤師が講習会、eラーニングを受講すれば獲得できる仕組みで、その後いろんな経験をする。 20年の東京オリンピックではボランティアを募集するが、何かをやるなら準備しておかないといけない。グループワークや講演会、また実際にドーピング検査時にお手
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