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2017年8月15日号
進歩するHIV治療法、予防ワクチンへの期待 1981年にエイズ(後天性免疫不全症候群)が初めて確認されてから、世界中の科学者がこの感染症の治療法の開発をめざして研究を続けてきている。治療薬は年々進歩し、シンプルで便利、安全で持続的なウイルス抑止が可能となってきているが、さらに多くのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)患者が使用できる新薬登場が常に望まれている。そんななか、7月にパリで開催された国際エイズ学会では、さまざまな治療法、新たなアプローチの報告があった。 ギリアド・サイエンシズは48週にわたって実施した「ビクテグラビル」(BIC)の2件の第Ⅲ相試験(スタディ1489、スタディ1490)のデータを発表した。BICはインテグラーゼ鎖転移阻害剤(INSTI)で、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤「エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミド」(FTC...
進歩するHIV治療法、予防ワクチンへの期待 1981年にエイズ(後天性免疫不全症候群)が初めて確認されてから、世界中の科学者がこの感染症の治療法の開発をめざして研究を続けてきている。治療薬は年々進歩し、シンプルで便利、安全で持続的なウイルス抑止が可能となってきているが、さらに多くのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)患者が使用できる新薬登場が常に望まれている。そんななか、7月にパリで開催された国際エイズ学会では、さまざまな治療法、新たなアプローチの報告があった。 ギリアド・サイエンシズは48週にわたって実施した「ビクテグラビル」(BIC)の2件の第Ⅲ相試験(スタディ1489、スタディ1490)のデータを発表した。BICはインテグラーゼ鎖転移阻害剤(INSTI)で、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤「エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミド」(FTC/
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