医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

薬剤師の「役割」と「希望」

希少疾患と患者会に関わる意義

株式会社アンテリオ 顧問・コンサルタント 堀 玲子

2017年8月15日号

 希少疾患系の患者会から「薬剤師の視点で何か話をしてくれないか」と依頼されることがある。だが、希少疾患に対する薬剤師の役割とは何だろうと自問自答してしまった。 ファブリー病など希少疾患の患者会に参加したことが何回かあるが、治療や使用薬剤への患者さんの思いが大変強いことに驚いた。 ファブリー病の患者会(ふくろうの会)では、医師が中心となって海外の最新の治療法などを紹介、参加者が学ぶ機会が多い。東京以外でも関西や東北、北海道など各地の拠点病院の医師が登壇する患者会セミナーを開いている。遺伝子治療についても議論するほか、各種アンケート調査も行っている。 医師をはじめとした医療者と患者会参加者の積極的な活動には目を見張るものがある。企業の活動よりも濃厚だ。前述した海外の最新治療は英語での論文しかなく、患者さんの目に触れることは少ないが、その代わ...  希少疾患系の患者会から「薬剤師の視点で何か話をしてくれないか」と依頼されることがある。だが、希少疾患に対する薬剤師の役割とは何だろうと自問自答してしまった。 ファブリー病など希少疾患の患者会に参加したことが何回かあるが、治療や使用薬剤への患者さんの思いが大変強いことに驚いた。 ファブリー病の患者会(ふくろうの会)では、医師が中心となって海外の最新の治療法などを紹介、参加者が学ぶ機会が多い。東京以外でも関西や東北、北海道など各地の拠点病院の医師が登壇する患者会セミナーを開いている。遺伝子治療についても議論するほか、各種アンケート調査も行っている。 医師をはじめとした医療者と患者会参加者の積極的な活動には目を見張るものがある。企業の活動よりも濃厚だ。前述した海外の最新治療は英語での論文しかなく、患者さんの目に触れることは少ないが、その代わりに

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