「しわ改善」で狂喜乱舞する化粧品業界
資生堂が先行するポーラ・オルビスを追撃
2017年8月15日号
閉塞感の強まる国内製薬業界を尻目に、今、国内の化粧品業界が熱い。市場を賑わしているのは「しわを改善する」効能効果を謳った薬用化粧品の大ヒットだ。目下、業界4位のポーラ・オルビスホールディングス(HD)と1位の資生堂の2社がデッドヒートを繰り広げている。だが、2位の花王や3位のコーセーも研究開発を鋭意進めており、早ければ来年早々にも3番手の製品が上市されるものとみられている。このため化粧品業界の中では、「かつての美白化粧品ブーム以来の大波が来る」との期待の声が上がる一方、過当競争に陥る危険性を早くも指摘する証券アナリストも出るなど、にわかに狂想曲的な様相を呈してきている。 戦端を開いたのは、どちらかといえば業界でも晩熟とされるポーラ・オルビスだった。開発に7年、承認取得まで8年をかけて実用化した「抗しわ」効果を謳う新規医薬部外品有効成分...
閉塞感の強まる国内製薬業界を尻目に、今、国内の化粧品業界が熱い。市場を賑わしているのは「しわを改善する」効能効果を謳った薬用化粧品の大ヒットだ。目下、業界4位のポーラ・オルビスホールディングス(HD)と1位の資生堂の2社がデッドヒートを繰り広げている。だが、2位の花王や3位のコーセーも研究開発を鋭意進めており、早ければ来年早々にも3番手の製品が上市されるものとみられている。このため化粧品業界の中では、「かつての美白化粧品ブーム以来の大波が来る」との期待の声が上がる一方、過当競争に陥る危険性を早くも指摘する証券アナリストも出るなど、にわかに狂想曲的な様相を呈してきている。 戦端を開いたのは、どちらかといえば業界でも晩熟とされるポーラ・オルビスだった。開発に7年、承認取得まで8年をかけて実用化した「抗しわ」効果を謳う新規医薬部外品有効成分「ニ
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