医薬経済オンライン

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薬剤経済学

再治療率で経済性は左右

(後)急性リンパ性白血病のCART細胞療法

2017年9月1日号

 英ヨーク大学のロバート・ヘッテルらが開発したキメラ抗原受容体T細胞療法、CART療法を再発・難治性の急性リンパ性白血病に適用した場合の費用対効果シミュレーション・モデルは、新技術の不確実さに対応する必要性を認めており、通常の感度分析による推計の検証に加えて、用いるデータ、イノベーティブな価格設定法を導入したときの影響も示している(「再生医療と細胞療法製品評価の分析と判断-点検・経済的評価・分析のための方法論の探索」、国立医療調査研究所NIHRのヘルス・テクノロジー・アセスメント誌2017年2月)。 治癒すれば健康人の生活に戻る想定で、疾患状態、治癒、死亡という簡明な3状態階層化生存モデルで組み立てた。平均14歳の患者の最大100歳までの生涯は、クロファラビン療法との比較で獲得QALYを10年以上延ばす。 厳しすぎると不満の多いNICE...  英ヨーク大学のロバート・ヘッテルらが開発したキメラ抗原受容体T細胞療法、CART療法を再発・難治性の急性リンパ性白血病に適用した場合の費用対効果シミュレーション・モデルは、新技術の不確実さに対応する必要性を認めており、通常の感度分析による推計の検証に加えて、用いるデータ、イノベーティブな価格設定法を導入したときの影響も示している(「再生医療と細胞療法製品評価の分析と判断-点検・経済的評価・分析のための方法論の探索」、国立医療調査研究所NIHRのヘルス・テクノロジー・アセスメント誌2017年2月)。 治癒すれば健康人の生活に戻る想定で、疾患状態、治癒、死亡という簡明な3状態階層化生存モデルで組み立てた。平均14歳の患者の最大100歳までの生涯は、クロファラビン療法との比較で獲得QALYを10年以上延ばす。 厳しすぎると不満の多いNICE(英

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