医薬経済オンライン

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賛否両論

審査管理課が見せたわずかな意地

スイッチ評価検討会議

2017年9月1日号

 新ジャンルのスイッチOTC薬拡大に対して、日本医師会が反対なのはわかっていたことだ。日本薬剤師会が頼りにならないのもわかった(本誌8月15日号)。では誰が、スイッチを進めるのか──。 7月26日に行われた厚生労働省の第2回「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」(座長=笠貫宏早大特命教授)はスイッチ候補として5成分を審議し、緊急避妊薬を除く4成分を了承した。しかし、4成分は既存領域。目新しさに欠ける。 会議の流れから今後を推測すると、スイッチ候補となるのはほとんどが既存の効能効果だけという線に落ち着く。現在要望のある逆流性食道炎薬PPIや認知症薬は絶望的。さらに生活習慣病スイッチなど夢のまた夢だ。このままスイッチは停滞し続けるのか。関係者が暗澹たる思いを抱くなか、ほんのわずかだが、希望はある。 実は第2回検討会議では、ひとつ...  新ジャンルのスイッチOTC薬拡大に対して、日本医師会が反対なのはわかっていたことだ。日本薬剤師会が頼りにならないのもわかった(本誌8月15日号)。では誰が、スイッチを進めるのか──。 7月26日に行われた厚生労働省の第2回「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」(座長=笠貫宏早大特命教授)はスイッチ候補として5成分を審議し、緊急避妊薬を除く4成分を了承した。しかし、4成分は既存領域。目新しさに欠ける。 会議の流れから今後を推測すると、スイッチ候補となるのはほとんどが既存の効能効果だけという線に落ち着く。現在要望のある逆流性食道炎薬PPIや認知症薬は絶望的。さらに生活習慣病スイッチなど夢のまた夢だ。このままスイッチは停滞し続けるのか。関係者が暗澹たる思いを抱くなか、ほんのわずかだが、希望はある。 実は第2回検討会議では、ひとつだけ

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