医薬経済オンライン

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NOTEBOOK●こぼれ話

2017年9月1日号

内閣府 国内製薬企業を分析新薬は収載5年でピークアウト 内閣府が8月、「調剤・薬剤費の費用構造や動向等」─薬剤費と医薬品開発─と題するレポートを公表した。製薬企業の投資回収状況を調査した結果、国内医薬品開発の成功率は低下していると分析。「新薬の売上高は収載5年頃にピークアウトするケースもあり、大手製薬企業の経済的資本利潤率は近年やや低下傾向にある」と結論付けた。 レポートでは薬価制度や審査制度の影響についても言及。仮に「メバロチン」の発売時に、先駆け審査指定制度が導入されていれば、累積売上高は約1400億円(15.5%)増となり、1兆円を超えていたと試算した。また、税制について、製薬業界は試験研究費で800億円弱の税額控除を受けているなどと推計した。 一方、医薬品卸に関しては、MS1人あたりの備蓄品目数が、約3300品目(07年度)から4600... 内閣府 国内製薬企業を分析新薬は収載5年でピークアウト 内閣府が8月、「調剤・薬剤費の費用構造や動向等」─薬剤費と医薬品開発─と題するレポートを公表した。製薬企業の投資回収状況を調査した結果、国内医薬品開発の成功率は低下していると分析。「新薬の売上高は収載5年頃にピークアウトするケースもあり、大手製薬企業の経済的資本利潤率は近年やや低下傾向にある」と結論付けた。 レポートでは薬価制度や審査制度の影響についても言及。仮に「メバロチン」の発売時に、先駆け審査指定制度が導入されていれば、累積売上高は約1400億円(15.5%)増となり、1兆円を超えていたと試算した。また、税制について、製薬業界は試験研究費で800億円弱の税額控除を受けているなどと推計した。 一方、医薬品卸に関しては、MS1人あたりの備蓄品目数が、約3300品目(07年度)から4600品

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