医薬経済オンライン

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ケミファとあすかの「明日」の道

後発品市場の環境悪化にどう立ち向かうか

2017年9月1日号

 後発品ビジネスを行っている先発品企業は、新薬パイプラインが乏しい中堅製薬企業が多い。日本ケミファはすでに売上高の85%は後発品となっている。あすか製薬も「カンデサルタン」製剤のAGがトップ製品となったことで後発品の売上高が55%以上も占める。 MeijiSeikaファルマの売上高は、先発品の535億円に対し後発品は425億円となっている。日本化薬は抗がん剤関連の後発品に特化した戦略を採ってきた経緯もあり、医薬品売上高に占める後発品のそれは53%を占める。キョーリン製薬ホールディングス(HD)は16年度は22%であったが、「モンテルカスト」のAG製剤の伸長から17年度は更にその比率は上昇するだろう。 持田製薬は注力領域の皮膚科で保湿剤に「ビーソフテン」、16年度には婦人科で「ルナベル配合錠」の後発品を唯一発売した。公表値では売上高の13.5%が後発品とな...  後発品ビジネスを行っている先発品企業は、新薬パイプラインが乏しい中堅製薬企業が多い。日本ケミファはすでに売上高の85%は後発品となっている。あすか製薬も「カンデサルタン」製剤のAGがトップ製品となったことで後発品の売上高が55%以上も占める。 MeijiSeikaファルマの売上高は、先発品の535億円に対し後発品は425億円となっている。日本化薬は抗がん剤関連の後発品に特化した戦略を採ってきた経緯もあり、医薬品売上高に占める後発品のそれは53%を占める。キョーリン製薬ホールディングス(HD)は16年度は22%であったが、「モンテルカスト」のAG製剤の伸長から17年度は更にその比率は上昇するだろう。 持田製薬は注力領域の皮膚科で保湿剤に「ビーソフテン」、16年度には婦人科で「ルナベル配合錠」の後発品を唯一発売した。公表値では売上高の13.5%が後発品となっ

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