注目新薬と市場展望
ベルケイド後発品はいつ上市されるか
第14回
UBS証券株式会社 調査本部アナリスト 関 篤史
2017年9月15日号
「ベルケイド」はミレニアム・ファーマシューティカルズが03年に米国で上市したプロテアソーム阻害剤で、現在は多発性骨髄腫とマントル細胞リンパ腫が適応となっている。武田薬品が08年にミレニアムを買収して以降、米国でのピーク時売上高は10億7900万ドル(16年3月期)となり、武田の業績に大きく貢献。同社は後継品で経口の「ニンラーロ」を上市し、プロテアソーム阻害剤フランチャイズは進化し続けている。 FDA(米国食品医薬品局)のオレンジブックによると、ベルケイドには3つの特許があることが確認できる。①5780454特許(小児延長込みで17年11月3日満了)。物質特許で、ベルケイドの有効成分であるボルテゾミブが記載されている。②6713446特許(22年7月25日満了)。製法特許で、ボロン酸を凍結乾燥により得られる安定した製剤を記載している。③6958319特許(...
「ベルケイド」はミレニアム・ファーマシューティカルズが03年に米国で上市したプロテアソーム阻害剤で、現在は多発性骨髄腫とマントル細胞リンパ腫が適応となっている。武田薬品が08年にミレニアムを買収して以降、米国でのピーク時売上高は10億7900万ドル(16年3月期)となり、武田の業績に大きく貢献。同社は後継品で経口の「ニンラーロ」を上市し、プロテアソーム阻害剤フランチャイズは進化し続けている。 FDA(米国食品医薬品局)のオレンジブックによると、ベルケイドには3つの特許があることが確認できる。①5780454特許(小児延長込みで17年11月3日満了)。物質特許で、ベルケイドの有効成分であるボルテゾミブが記載されている。②6713446特許(22年7月25日満了)。製法特許で、ボロン酸を凍結乾燥により得られる安定した製剤を記載している。③6958319特許(22
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