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2017年9月15日号

欧州心臓病学会で新たなデータが報告 欧州心臓病学会が8月26〜30日の5日間、スペインのバルセロナで開催された。製薬各社から、さまざまな治験結果の発表があった。 ノバルティスはIL1β抗体「カナキヌマブ」の第Ⅲ相試験結果を報告した。年4回投与用注射剤のカナキヌマブは、心臓発作の発症歴がある被験者を対象とした治験の結果、主要心血管疾患の発症リスクをプラセボより15%有意に減少したことがわかった。今回発表のあった第Ⅲ相には、過去に心筋梗塞を発症した経験があり、高感度C反応性蛋白(CRP)レベルが少なくとも2㎎/ℓの被験者1万人以上が参加した。追跡期間の中央値3.7年。スタチンを中心とする標準療法とカナキヌマブ150㎎の併用群では、プラセボと比較して心血管発症リスクが15%低減したと分析された。 また、カナキヌマブは心血管疾患発症リスクを引き下げる効果を持... 欧州心臓病学会で新たなデータが報告 欧州心臓病学会が8月26〜30日の5日間、スペインのバルセロナで開催された。製薬各社から、さまざまな治験結果の発表があった。 ノバルティスはIL1β抗体「カナキヌマブ」の第Ⅲ相試験結果を報告した。年4回投与用注射剤のカナキヌマブは、心臓発作の発症歴がある被験者を対象とした治験の結果、主要心血管疾患の発症リスクをプラセボより15%有意に減少したことがわかった。今回発表のあった第Ⅲ相には、過去に心筋梗塞を発症した経験があり、高感度C反応性蛋白(CRP)レベルが少なくとも2㎎/ℓの被験者1万人以上が参加した。追跡期間の中央値3.7年。スタチンを中心とする標準療法とカナキヌマブ150㎎の併用群では、プラセボと比較して心血管発症リスクが15%低減したと分析された。 また、カナキヌマブは心血管疾患発症リスクを引き下げる効果を持つ

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