医薬経済オンライン

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HOLMES & VACCINE

新規抗がん剤開発の行方

第1回 ~開発に遅れた企業~

コイツ・ドナン

2017年9月15日号

 医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は来日し、それぞれの仕事をすませ、日本橋から神田を歩きつつ、日本の製薬企業の過去から未来を占ってきた。そのなかで、ホームズは日本のみならず世界の製薬企業が生きていくには、抗がん剤開発が重要な鍵になると指摘した。英国でその話の続きをすることにした。 日本での滞在を終えると、ワクチン博士は英国に帰国する前、叔母を見舞うためフランクフルトに立ち寄ることにした。一方、ホームズはしばらく日本に滞在し、英国に戻るという。ドイツ企業の抗がん剤 私はフランクフルトに向かう機中で、ホームズとの話を思い出していた。抗がん剤が次々と開発されている。低分子から抗体医薬、がん免疫療法。欧米の腫瘍学会は世界中の製薬企業開発者や医師で溢れているそうだ。開業医の私には縁のない話だが……。14時間のフライトで疲れていたが、さっそ...  医薬品探偵ホームズと友人で医師のワクチン博士は来日し、それぞれの仕事をすませ、日本橋から神田を歩きつつ、日本の製薬企業の過去から未来を占ってきた。そのなかで、ホームズは日本のみならず世界の製薬企業が生きていくには、抗がん剤開発が重要な鍵になると指摘した。英国でその話の続きをすることにした。 日本での滞在を終えると、ワクチン博士は英国に帰国する前、叔母を見舞うためフランクフルトに立ち寄ることにした。一方、ホームズはしばらく日本に滞在し、英国に戻るという。ドイツ企業の抗がん剤 私はフランクフルトに向かう機中で、ホームズとの話を思い出していた。抗がん剤が次々と開発されている。低分子から抗体医薬、がん免疫療法。欧米の腫瘍学会は世界中の製薬企業開発者や医師で溢れているそうだ。開業医の私には縁のない話だが……。14時間のフライトで疲れていたが、さっそく叔

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