医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

MR容認の方向へ

第5回 積極的な外資系企業

シード・プランニング 沈友敏

2017年9月15日号

「私たち医師にとって、MRは絶対に必要。医学や学術などの角度から考えると、当然必要となる。ただ、MR活動が少し軌道から外れているのは事実だ。これは社会発展の一過程と言えるだろう。徐々に改善されると私は信じている」 近年、中国ではMRへの批判や不要論が高まっているが、医師はどのように考えているのだろうか。その疑問を解くため、筆者は中国の病院を訪れた。冒頭のコメントは、第二軍医大学附属長海病院医師のものだ。 中国では、MRを「医薬代表」と呼ぶが、日本の「医薬情報担当者」というよりも、「医薬販売担当者」のイメージが強いと言える。中国でのMRの歴史は浅い。90年代初期、日本企業を含む外資系製薬企業が中国に進出し、独特なマーケティング手法で、逸早く中国医薬品市場を席巻した。そこで大きな力を発揮したのがMRだった。 その流れを受け、これまでMRと“無縁... 「私たち医師にとって、MRは絶対に必要。医学や学術などの角度から考えると、当然必要となる。ただ、MR活動が少し軌道から外れているのは事実だ。これは社会発展の一過程と言えるだろう。徐々に改善されると私は信じている」 近年、中国ではMRへの批判や不要論が高まっているが、医師はどのように考えているのだろうか。その疑問を解くため、筆者は中国の病院を訪れた。冒頭のコメントは、第二軍医大学附属長海病院医師のものだ。 中国では、MRを「医薬代表」と呼ぶが、日本の「医薬情報担当者」というよりも、「医薬販売担当者」のイメージが強いと言える。中国でのMRの歴史は浅い。90年代初期、日本企業を含む外資系製薬企業が中国に進出し、独特なマーケティング手法で、逸早く中国医薬品市場を席巻した。そこで大きな力を発揮したのがMRだった。 その流れを受け、これまでMRと“無縁”だ

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