話題の焦点
「社会的時差ボケ」
2017年10月1日号
「まだもう少し寝ていたい」。なのに、出社あるいは登校の決められた時間が迫っている。 夜型傾向の強まっている我われ現代人の生体リズムは、この一律に求められている社会時刻とは完全不一致。 そのため多くの人々が心身の不調を来すことになるが、こうした状態像を「ソーシャル・ジェットラグ」(社会的時差ボケ)と称し、最近、とくに海外で研究が広がっている。 海外旅行による時差ボケ症状は一過性であるが、社会時刻による睡眠、食事への悪影響は、肥満、代謝障害、気分障害などの慢性的現象を引き起こす。 平日の睡眠不足の蓄積を、週末の昼寝で取り戻そうとするケースが多く見受けられるが、ソーシャル・ジェットラグの防止策としては不適切とされている。 週末であっても、一旦平日と同様に起床し、日中の仮眠で不足分を補うのが良策という。 夜間の光暴露は、体内時計のズレ防止のため...
「まだもう少し寝ていたい」。なのに、出社あるいは登校の決められた時間が迫っている。 夜型傾向の強まっている我われ現代人の生体リズムは、この一律に求められている社会時刻とは完全不一致。 そのため多くの人々が心身の不調を来すことになるが、こうした状態像を「ソーシャル・ジェットラグ」(社会的時差ボケ)と称し、最近、とくに海外で研究が広がっている。 海外旅行による時差ボケ症状は一過性であるが、社会時刻による睡眠、食事への悪影響は、肥満、代謝障害、気分障害などの慢性的現象を引き起こす。 平日の睡眠不足の蓄積を、週末の昼寝で取り戻そうとするケースが多く見受けられるが、ソーシャル・ジェットラグの防止策としては不適切とされている。 週末であっても、一旦平日と同様に起床し、日中の仮眠で不足分を補うのが良策という。 夜間の光暴露は、体内時計のズレ防止のためにも
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