医薬経済オンライン

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「偶然」では済まされないメディシスの愚行

「集中率操作」と「基本料詐収」の否定材料乏しく

2017年10月1日号

 医療保険制度のルールから逸脱した悪事を働く、そして説明責任を果たさない。調剤薬局チェーンの間には、こうした一連の行動をとらなければならない不文律でもあるのだろうか。クオール、アイセイ薬局の「付け替え請求」に続き、より悪質かつ企業対応も低レベルな事案が、業界を騒がせている。「事業部長が医師に頼み、従業員やその家族の処方箋を無診察で公布させ、自社の薬局で調剤した」 9月16日、全国約400店舗を展開する「メディカルシステムネットワーク」は、東海・北陸地区を担当する子会社「シー・アール・メディカル」(愛知県名古屋市、48店舗)でこんな耳を疑うような不正が発覚したと発表した。事業部長は薬剤師。本来医師の処方のチェック機能を果たすべき薬剤師が、医師と結託して不正を働いたという、医薬分業の理念を根幹から否定するような事案だ。 具体的な不正の流れはこう...  医療保険制度のルールから逸脱した悪事を働く、そして説明責任を果たさない。調剤薬局チェーンの間には、こうした一連の行動をとらなければならない不文律でもあるのだろうか。クオール、アイセイ薬局の「付け替え請求」に続き、より悪質かつ企業対応も低レベルな事案が、業界を騒がせている。「事業部長が医師に頼み、従業員やその家族の処方箋を無診察で公布させ、自社の薬局で調剤した」 9月16日、全国約400店舗を展開する「メディカルシステムネットワーク」は、東海・北陸地区を担当する子会社「シー・アール・メディカル」(愛知県名古屋市、48店舗)でこんな耳を疑うような不正が発覚したと発表した。事業部長は薬剤師。本来医師の処方のチェック機能を果たすべき薬剤師が、医師と結託して不正を働いたという、医薬分業の理念を根幹から否定するような事案だ。 具体的な不正の流れはこうだ。

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