「二人三脚」で歩む神戸市とリリー
認知症薬の開発とまちづくりの成果は
2017年10月1日号
1868年に開港した神戸港は、17年で150年を迎えた。記念イベントで沸き立つ神戸市だが、悩みは日本全国の都市と同じく、若者世代の人口流出と高齢化に伴う社会問題だ。15年の国政調査の結果によると、神戸市の人口(153万7860人)が福岡市(153万8510人)に抜かれた。政令指定都市で6位に転落。関東圏への若者の流出傾向が強い。 神戸市は15年に策定した「神戸2020ビジョン」のなかで、久元喜造市長が掲げたのが「若者に選ばれるまち」だ。若者に住んでもらうには、雇用の受け皿となる企業が欠かせない。神戸市の中心地であるJR三ノ宮駅前に立ち並ぶ企業は、P&Gジャパンとネスレ日本、そして日本イーライリリー。いずれも神戸市にとって大事な存在だ。 リリーが神戸市に本社を置いたのが75年だから、40年以上の付き合いとなる。18年度に新社屋への移転が決まり、三ノ...
1868年に開港した神戸港は、17年で150年を迎えた。記念イベントで沸き立つ神戸市だが、悩みは日本全国の都市と同じく、若者世代の人口流出と高齢化に伴う社会問題だ。15年の国政調査の結果によると、神戸市の人口(153万7860人)が福岡市(153万8510人)に抜かれた。政令指定都市で6位に転落。関東圏への若者の流出傾向が強い。 神戸市は15年に策定した「神戸2020ビジョン」のなかで、久元喜造市長が掲げたのが「若者に選ばれるまち」だ。若者に住んでもらうには、雇用の受け皿となる企業が欠かせない。神戸市の中心地であるJR三ノ宮駅前に立ち並ぶ企業は、P&Gジャパンとネスレ日本、そして日本イーライリリー。いずれも神戸市にとって大事な存在だ。 リリーが神戸市に本社を置いたのが75年だから、40年以上の付き合いとなる。18年度に新社屋への移転が決まり、三ノ宮駅
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録